本研修では、あなたの会社等が生産する現物の計算を通して、標準原価(※1)の習得を目指します。
※1「標準原価」
標準原価とは、1単位の商品に含まれる原価である
原料費・労務費・機械設備償却費・経費(販売費管理費など)から構成される
標準原価は次の目的のために求める
(1)育成・製作・制作などの前に算出し、後に集計した実際費用との間で生じた差異を改善する
(2)売価の基礎とする
本研修の対象者

標準原価の習得を希望する方(会社、グループ、団体)
※原価を計算する対象として、「現物」を持ち寄っていただきます
カリキュラム
日程 | 時間 | テーマ | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 日 目 | 10:00~12:00 | 正しい価格 | 原価とは 標準原価と実際費用(※2)との差異利益をいくらにするか | 正しい価格=標準原価+適正利益(※3) |
13:00~14:00 | 生産物&生産工程の発表 | 受講者 | ||
14:00~17:00 | 標準原価の計算(※4)(1) | 材料費 労務費 | ||
2 日 目 | 9:00~12:00 | 標準原価の計算(※4)(2) | 機械設備減価償却費 販売管理費等 | |
13:00~14:30 | 標準原価の計算(※4) | 受講者 | ||
14:30~16:00 | 原価低減 質疑応答 |
※2「実際費用」
実際費用とは、伝票などを用いて、実際にかかった費用を集計した結果である
※3「適正利益」
利益とは、事業を継続するため、すなわちリスクをヘッジするための原資である。
あるいは、投資のための原資である。
その事業体の機会とリスクを分析することによって、適正な利益を見積もる。
※4「計算」
足し算・引き算・掛け算・割り算を使う
本研修を受講するにあたって
1. リアル研修です。(オンラインではありません)
講師の講義、受講者の計算等および質疑応答を並行して行います。
2.受講者の定員は12名です。
12名を、生産物を軸に、あらかじめグループ分けしていただきます。
<例>10名の受講者を以下の5グループ(5生産物)にグループ分けする
・4名×1グループ:A生産物
・2名×2グループ:B生産物、C生産物
・1名×2グループ:D生産物、E生産物
3.持参していただきたい物
◇電卓(電卓機能付きスマホも可)※受講者全員
◇グループごとに一つの生産物
※3~6工程の簡単なものが望ましい
◇上記生産物にかかる工程図(※5)
※以下の①~④が描かれていること
①流れ図
②工程ごと所要人数
➂工程ごと機械設備
④工程ごと人にかかる所要時間
工程図ができていない場合は、前日または研修前の適切な日に予備日を設けます(有料)
※5「工程図」
工程図とは、業務の全体像を知るため、個々の作業をひとまとめ(工程という)にし、図に描いたものである。
下図は小規模プレス工場における簡易な製品を例とした工程図である。ただし、貯蔵、検査、移動などを省略してある。
品質に必要な場合(例えば、農業における熟成、工場における徐冷など)、工程にくわえる必要がある。
研修費用
■標準原価研修(2日間)
64万円+消費税
■標準原価研修+工程図作成等予備日(3日間)
82万円+消費税
なお、交通費および宿泊費が発生する場合、その実費を合わせて請求いたします。
申し込み&お問い合わせ
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