新規事業を開発するための実践に基づく体系書です。
著者は、中小企業で品質管理課に所属したまま新商品を開発し、その後設立した会社の代表として新サービスを創り、現在大企業・中小企業において新規事業の支援をしている経営コンサルタントです。
お勧めしたいのは新商品、新サービスの開発担当者、それに着手しようと考えている方、着手したものの試行錯誤している方、プロジェクトの指揮に携わる管理者、さらに経営の第二の柱を模索する社長です。
新規事業は、未来を実現することなので、計画から始め計画に沿って実行するマネジメントになじみません。けむり情報、人間関係、思いやりなど日本人の精神に刷り込まれた融通無碍は新規事業の開発に有益です。
新規事業はまずご自分の好きな、得意な領域から入ります。
好きまたは得意な領域で社会を感じ、心に刺さったことを信念として社会、技術と融合させるのです。具体的方法には事業領域の見直し、すり合わせ、技術開発の三つがあります。実践する場合、タイミグ的に早く着手しスピード的に速く実施するなど時間的制約を克服する方法も説きます。